冠詞を身につけるイメージトレーニング

イメージするだけで冠詞が身に着くイメージトレーニング

「~が好き」すら、迷いなく言えない不思議1

たった2つのことをイメージするだけで、英語の冠詞がわかるようになる
たった2つのことをイメージするだけで、英語の冠詞がわかるようになる
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 私はりんごがすきです。


 そう言いたいとき、初学者は


 I like apple. 


 I like an apple.


   I like apples. なのか迷う。


 そもそも、こんな初歩の段階ではっきりさせることをはっきりさせていないことがおかしいのではないか。


 そこで、ちょっと根本的なところから遡って考えなおしてみたい。


 たいていの人は、apple = りんご で、英語では、そのうえにご丁寧に an をつけるのだと思っている。つまり、英語の方が精緻にできている。


 この発想があるかぎり、冠詞の理解には未来永劫にわたって、行きつくことはない。
 
 apple = りんごでは断じてない。 apple はりんごとしての性質などを表しているにすぎず、ほぼ形容詞と言ってもよい存在である。


 だからこそ、そのりんごとしての「性質」が具体的なりんごとしての形を帯びるには、an が必要なのである。
 
 まずはそこを出発点としたい。




  





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-s は数だけを問題にしているのではなく

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 もう一度、出発点に戻って、冠詞というものは、機能からすると、複数語尾 -s と併せて考えるべきものである。
 どの名詞も、・・・ か 〇 か 〇〇〇 のいずれかで存在する。定冠詞はそのそれぞれに境界|  |をつけるためのもので、不定冠詞とはかなり異質のものである。


 〇〇〇としか表記できないのが残念である。実際には〇を俵のように積み上げたり、お互い重なり合っているイメージがほしい。
 
 英語は数を大切にし、日本語は数にいい加減であるなどという邪説について繰り返す必要はないが、-s は・・・のものをひとつ次元の高いものにし、〇のものを具体的なものにしたり、〇が組むことによって何らかの変化、効果をもたらすイメージを表す。


 an affaire が事柄でも、affaires になると情勢になる。an instruction 指示内容が instructions になると、指示内容になる。



 とうもろこし corn は一粒食べても、たくさん食べても、食感は変わらない。


 それに対して、もやしや麺はどうか。1本1本食べるのと、束ねて食べるのとでは、明らかに食感がちがう。


 だから、noodles、sprouts と複数になる。
 機械的に何何は a をつけ、何何は複数で使うと覚えても仕方がない。


 文法的な理屈では、感覚的なイメージと分かちがたく結びついている。




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どうすれば「数える」を卒業できるか。


たった2つのことをイメージするだけで、英語の冠詞がわかるようになる
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 可算名詞、不可算名詞という言い方は理屈に合わない。多くの識者が指摘するところでもある。数えられるかどうかではなく、輪郭を持つかどうかが問題である。


 前から気になっていたのが、contour という語、輪郭という意味である。これに -able をつけて contourable とできればいいのだが、そういう形容詞はないらしい。
 この contour と count は語源がちがうことはほぼ確実である。


 それがわかってなお、私には countable が「数えられる」ではなく「輪郭をもちうる」という意味に響いてならない。


 しかも、同じ名詞が輪郭を持つ時と、輪郭を失う時がある。


 生まれながらにして備わった性質ではなく、その時々の状態にすぎない。


 これほどまでに実情に合わない可算、不可算という名称をいつまでひきずるつもりなのか。


 




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