-s は数だけを問題にしているのではなく
- たった2つのことをイメージするだけで、英語の冠詞がわかるようになる
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もう一度、出発点に戻って、冠詞というものは、機能からすると、複数語尾 -s と併せて考えるべきものである。
どの名詞も、・・・ か 〇 か 〇〇〇 のいずれかで存在する。定冠詞はそのそれぞれに境界| |をつけるためのもので、不定冠詞とはかなり異質のものである。
〇〇〇としか表記できないのが残念である。実際には〇を俵のように積み上げたり、お互い重なり合っているイメージがほしい。
英語は数を大切にし、日本語は数にいい加減であるなどという邪説について繰り返す必要はないが、-s は・・・のものをひとつ次元の高いものにし、〇のものを具体的なものにしたり、〇が組むことによって何らかの変化、効果をもたらすイメージを表す。
an affaire が事柄でも、affaires になると情勢になる。an instruction 指示内容が instructions になると、指示内容になる。
とうもろこし corn は一粒食べても、たくさん食べても、食感は変わらない。
それに対して、もやしや麺はどうか。1本1本食べるのと、束ねて食べるのとでは、明らかに食感がちがう。
だから、noodles、sprouts と複数になる。
機械的に何何は a をつけ、何何は複数で使うと覚えても仕方がない。
文法的な理屈では、感覚的なイメージと分かちがたく結びついている。
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