文法ではなく、現実で決まる。
さて、いくぶん趣がちがうにせよ、ライオンが主語に来る時は、
a lion
lions
the lion
のいずれもがライオンという種類を表すことができる。
これに対して、目的語になると、
I like にせよ、I saw にせよ、ライオンの種類を表すのは lions だけになる。
I saw だと、a lion はあるライオンを見たことになり、the lionは特定のライオンを見たことにしかならない。
I like にいたっては、きわめて特殊な場合を除いて、I like a lion.はありえない。
これを文法だと思っている人がいる。
文法ではなく、現実である。the lion には、|〇|と|:::|がある。|〇|は見ることができるが、|:::| (ライオンという生物種という概念)は見ることができない。
必然的に目的語には lions しか使えないことになる。
文法ではなく、現実である。
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