観察と observation はどうちがうか。
もしも、観察 = observation (100%一致)であれば、おそらく英語のできる人は10倍以上に増えるでしょう。
それでないから、多くの人が苦労し、多くの人がとりあえず観察 = observation として事を進めています。
実は観察 = observation であるのなら、冠詞は必要ないことになるのです。
もちろん、犬 = dog でないからこそ、冠詞が必要になるのと同じ理屈です。
dog が非常に不安定な存在、名詞か形容詞かもはっきりしないような存在であるのと同じく、observation も「観察する」という動詞の動きを完全に封じられていないのです。
そこが日本語とちがうところです。
日本語の観察はまさに名詞そのもの、逆に「観察する」、「観察すれば」にしないと動詞の働きを出すことができません。
一方、英語のobservation は、そのまま主語にして「観察すれば」として使うことができます。
an observation となって初めて、動詞の動きが封じられます。:::が〇になりわけです。
これが 〇〇〇 observations となれば、具体性が強くなり、観察結果、観察記録などとなります。
複数語尾の s は単なる複数を意味するものではないのです。
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