冠詞を身につけるイメージトレーニング

イメージするだけで冠詞が身に着くイメージトレーニング

the lion にふたつの意味がある不思議

 動物の種類を表すのによく引き合いに出されるのがライオンで、


      the strongest of all the animalsの前には、
 A lion is
 Lions are
 The lion is が来ることができる。


 a lion は たとえば、ライオンのなかから見本として1匹を選べばくらいの意味なので、単にあるライオンというのとそれほど大きな違いはない。
 しかし、たとえば、下の写真のライオンを指す時も the lion なのに、種類全体を指すのも the lion となると、なんでそうなるのと思ってしまう。


 lion には a lion とlionsしかないように思えるが、実はほとんど表には出てこないけれども、lion というかたちがやはり存在しないことにはこのことが説明できない。
 ライオンという概念、ライオンの属性を表すような lionがあって、そこに||がついて、the lion となると、ライオンという生物種を表すことになる。
 a lion に the がついた the lion とは当然別のものになる。


 ライオンにも


 :::  |:::|   lion        the lion
    〇    |〇|     a lion    the lion
    〇〇〇  |〇〇〇|   lions      the lions    


   の形が存在することになる。